
まずは知ることから
2022-12-15
みなさま、こんにちは。
昨日から一段と気温が下がり、朝晩は特に冷え込むようになりましたね。
冷え性の私はホッカイロが手放せない季節になりました。
さて、年の瀬が近づいておりますが、今年はコロナだけでなく、ロシアのウクライナ侵攻という衝撃的な出来事が起こりました。
キーウ出身の友人は現在もなおオランダで避難生活を送っており、帰国の目処は当然ながら立っておりません。
ご主人とご両親はウクライナに残り、4歳の息子さんを連れてオランダへ避難し、大切な人が明日どうなっているかわからない、という不安な毎日を送っています。
日本からできる事はとても限られており、力になりたくてもなりきれない状況にもどかしさを感じます。
このような世界情勢や日本国内で起こっている事に関して、日本の子供達はどれほど情勢を知っているでしょうか?
おそらくテレビのニュース等を見て「世界のどこかで戦争が起こっているらしい」という事はわかっているかもしれませんが、それがどのような背景で起こり、今はどんな状況になっているか。そしてその国の人々はどんな毎日を送っているのか、等詳細に関しては知らない子が多いと思います。
私はかねてから、公教育の場で世界情勢をもっと取り上げて議論をしてほしいと思ってきました。
オランダや北欧諸国では、小さい子供でも移民や国際紛争、環境問題に関してわが身のように強い関心を持ち、議論している光景が日常となっております。
『まず世界に目を向け、知る。そして、考える。自分の意見を言う。人の意考えを聞く。
そしてまた考える。』
こういったことの繰り返しが、世界に目を向けるきっかけとなり、「自分の意見を持つ・人の意見を聞く」ことに繋がるのではないかと思っています。
そうして育った子供達は、もはや「世界のどこかで起こっている他人事」ではなく、「今、自分に何が
できるか」という視点で世の中で起こっていることを捉えられるようになるのではないでしょうか。
子ども達にそのような機会を設けようと奮闘されているのが、愛媛県の松山さかのうえ日本語学校さんの「世界の今を学ぶ教室」です。
子どもが外国人と「世界の今」学べる場を 教室開設へNPOがCF (msn.com)
「子どもと世界や日本の時事問題を気軽に話し合える場所を作りたい」という思いから、クラウドファンディングを始められました。
私も個人的に気持ちばかりですが支援をさせていただきました。
こういった取り組みが全国的に広がっていき、時事問題や国際情勢に興味・関心を持つ子供達が増えれば増えるほど、社会はより良くなっていくだろうと思います。
みなさまも、ご自身のご興味・関心のある事に対して、できることから始めてみませんか?
最初は小さな一歩でも、良い波は波紋のように広がるものです。
さて、これから一段と冷え込みが厳しくなるので、みなさまもどうかご自愛ください。