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もっといろんな人がいて良い

2022-10-04

みなさま、こんにちは。

 

今朝は大雨、強風、Jアラートとまさに嵐のような一日でしたね。

今の空模様からは想像ができませんが、明日には天気は回復するようです。

 

さて、今回は『人材の多様性』についてのお話です。

 

先日、経済産業省発信の「未来人材ビジョン」を読み、すぐにこのトピックをみなさまと共有したくなりました。

人材の多様性、働き方の多様性、価値観の多様性と近年至る所で『多様性』という言葉を耳にしますが、実際にどれだけ社会や企業、学校、家庭が『多様性を受容』できているかと考えると疑問が残ります。

経済産業省未来人材ビジョン:20220531001-1.pdf (meti.go.jp)

 

近年、スタートアップ企業を中心にそういったことに対する変革は起きているように思いますが、未だに多くの学校、企業は昔の日本のままのように思えます。

 

企業=会社側が人を選び、雇用するというスタンス

学校=子供は未熟な存在ということを前提に、大人が指導し導いていく

はたして、これは当たり前でしょうか?

 

私が思うに、

 

企業=従業員に対し、労働を通して価値を提供する場所。人から選ばれる立場

学校=子供は生まれながらにして自ら学ぶ力を持っている。その力を信じ、興味を探求するための手助け、サポートをする存在(親もしかり)

 

だと思っています。

 

社会全体として、「こうあるべき」という概念が時に人を苦しめ、元々その人の持つ良いものや個性を潰してしてうことすらあります。

 

日本財団の18歳意識調査では、将来の夢を持っている子は60%に留まり、アメリカの94%、中国の96%に対し大きく下回る結果となっております。

さらに、「自分が社会や国を変えられると思うか」という質問に対し、Yesと答えた人はわずか18%。アメリカ・中国の66%をまたもや大きく下回る結果となりました。

 

これは、夢や希望を持てなくさせられていると言っても過言でなないと思います。

 

社会全体として、この意識調査は重く受け止めるべきであり、未来を担う人材に対し何ができるかという議論は、日本中でより活発に、早急に行われても良いのではないでしょうか。

 

私は偉そうなことは全く言えませんが、色んな個性の方がそれぞれの持ち味を遺憾なく発揮し、伸び伸びと過ごせる社会になることを願っております。

 

そのために、まずは『こうあるべき』という固定概念を捨て、多様な他者を受け入れることから始めてみませんか?弊社も、弊社で働いてくれているみんなに価値を提供し続けられる、選ばれる存在でありたいと思っております。

 

さて、苫小牧は明日からぐっと気温が下がるようです。

今年はインフルエンザが早期に流行るとも言われておりますので、みなさまもどうかご自愛ください。