元々私がマティス大好きということで、息子達も家にある画集を度々読んでおり、いつの間にか2人ともすっかりマティスファンになっていました。
(アンリ・ルソーの大ファンでもあります。)
本でしか観たことがなかった作品を、実際この目で観ることができる今回の展示会、「本物」を観る・知ることのできる絶好の機会となりました。
特に息子達はマティスさんの「切り絵」のファンです。
(残念ながら、切り絵ゾーンのほとんどは撮影不可だったため、ほぼ切り絵の写真はありません。)
長距離の移動で疲れ果て、美術館で寝かけていた次男も、切り絵ゾーンですっかり覚醒。
「これ、知ってる!」、「これ僕の好きなやつ!」、「これって何の形だろう?」と、作品達から感じるものがあるようでした。
我が家は息子達が1歳の頃より度々美術館に足を運んでいますが、
月齢が小さければ小さいほど、「純粋に作品を楽しむことができているな」と感じます。
長男も2歳〜就学前くらいまでが、最も作品からインスパイアされていた時期ではないかなと今振り返って思います。
固定概念がない真っさらな状態だからこそ、得られるものや感じられるものがあるのかもしれませんね。
会話の中でよく、「そんなに小さい子美術館に連れて行って大丈夫?」とか、「暇しちゃわない?ちゃんと観るものなの?」と言われたりしますが、
むしろ「小さいからこそ楽しむことができます!」
しゃべったり声を出しても大丈夫です。
(周りの雰囲気を子供は割と敏感に察して、不思議と大騒ぎはしないものです。)
もし泣いてしまったらその時は撤収すれば良いんです。
「子供の頃アートに触れる大切さ」を理解している人であれば、子供の芸術鑑賞はむしろ大歓迎だと思います。
みなさまも是非、「子供だからわからない」とは思わず、どんどんアートに触れる機会を作ってみてはいかがでしょうか?
「子供だからこそ、わかるんです。」
さてさて、次の日は「恐竜博」で恐竜漬け。
普段から「子供恐竜クラブ」や、「図鑑」等ですでに恐竜漬けの長男にとって、「本物」を実際に観ることができるまたとない機会です。
一緒に回りながら学芸員顔負けの説明をしてくれる長男。
「インスパイア(インプット)→アウトプット」を繰り返しながら、足が棒になるまで館内をくまなく観て回りました。
このように、その子が興味を持っているもの(こと)があれば、「実際に足を運んで本物を見てみる」ことはとても良い経験になると思います。
電車が好きな子だったら、電車に乗ってみる。
音楽が好きな子だったら、音楽を聴きに行ってみる。
虫が好きな子だったら、虫捕りに行って捕まえてみる。
そういった「リアル」な経験から感じるもの、学ぶことは大きいですし、子供はとっても喜びます!
是非、みなさまもそのような機会を作り、親も子供達に負けじと学び、楽しんで下さい。
さて、今週も終わりに近づいています。
北海道は運動会シーズン、週末晴れることを願っております。
みなさまにとっても良い週末となりますように。